面陳列と多面販売

Text : 祥伝社文庫編集部
2010年11月10日

今回は、出版業界の用語を簡単に説明します。
書店さんでは書籍を並べるのに、いくつかの方法があります。


●棚差し…文庫や新書など、文字通り棚に差してあること。
●平積み…平台に表紙を上にして積み上げること。
このふたつがメインです。
 

●面陳列…棚で表紙を見せて陳列すること。いわゆる面陳(めんちん)。
写真@啓文堂書店仙川店.JPGのサムネール画像写真A啓文堂書店仙川店.JPGのサムネール画像

これは、啓文堂書店仙川店さん。


最新刊『運力』(天外伺朗・著)が3面、
『がんにならない毎日の食習慣』(済陽高穂・著)が4面。
『舞い降りた天皇』(加治将一・著)は、上下巻を合わせ
カバーデザインを活かして並べられています。
 

面陳は、ふと足が止まる、見ていて飽きさせないなど
書店員さんのセンスが問われるところであり、
その力量しだいで売上げが大きく変わります。
 

●多面販売…棚、平台、ワゴンなどでひとつの書籍を集中して展開すること。
写真B文教堂書店浜松町店.JPGのサムネール画像

これは、文教堂書店浜松町店さん。
 

この多面販売は、しかけ販売とも言われ
「この書店がいま何を推しているのか」が一目でわかります。
 

ベストセラーは別として、
書店さん・書店員さんによってしかける商材は異なり、
これを見に行くことは、ネット書店では味わえない楽しみであり
貴重な情報でもあります。
 

ともあれ、
今日も弊社の書籍を販売頂く書店さん、書店員さんに感謝して
この項を終わります。

PP加工とは何か

Text : 祥伝社文庫編集部
2010年08月19日

100819_1221~0001.jpg

本を作っていると、最後の段階で、
「カバーはPP(ぴーぴー)でいいですか」
と印刷所さんから確認されることがあります。

カバーの紙の加工のことなんですが、
改めて考えてみると、PPってなんだろう?

というわけで、調べてみました。
職場では「PP」といってますが、
正しくは「PP加工」。

で、「PP」とは「Poly-Propylene」(ポリプロピレン)の略です。
樹脂の1種で、透明のフィルムです。
印刷した紙に接着剤を塗り、このポリプロピレンのフィルムを貼る、
これが「PP加工」であります。
フィルムを貼ることで、カバー表面を保護することが目的です。
また、光沢感も出ます。

小社の書籍では、このPP加工を行なうことが多いのですが、
(例えば、写真の『みんなでニホンGO!オフィシャルブック』)
それ以外の加工の仕方もあります。
祥伝社文庫は、別の加工の仕方のはずなんですが、
詳しいことは文庫の人たちが説明してくれるでしょう…。

仕分け番号

Text : 祥伝社文庫編集部
2010年05月18日

6月刊文庫もそろそろ佳境に入ってまいりました。

そんな中、カバーもぞくぞくと初校(最初の刷り出し)が上がってきております。

編集部では、イラストレーターさんやデザイナーさんに色校(色の出のチェック)をしていただいている間、

文字などを間違っていないかチェックします。

そこで、ふと、気づくわけです。

「あ、この作家さん、祥伝社文庫は初なんだな」、とか、「凄い、もうすぐ50冊……」と。

そう、それが「仕分け番号」です。

文庫の背の一番上にたとえば「あ 28−1」とあるとします。

100518_2046~01.jpg

これは名前が「あ」から始まる作家さんの中で祥伝社文庫では「28」番目に上梓される方で、

その「1」作目、という意味になります。

「さ 6−48」は名前が「さ」から始まる作家さんで祥伝社文庫では「6」番目に上梓された方で、

その「48」作目、ということです。

書店さんなどではあいうえお順になっていると思いますので、並びとなんだか違うな、

なんて思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そして、この「あ 28−1」が6月発売予定文庫新刊の蒼井上鷹先生『俺が俺に殺されて』で、

100518_2047~01.jpg(カバー見本です!)

「さ 6−48」が佐伯泰英先生の『仇敵 密命・決戦前夜』となるのでしたー!

ちなみに「か 24−1」となる霞流一先生の『羊の秘』も祥伝社文庫第一作ですね。

これらはまた6月刊情報がネットに正式公開になりましたらご紹介させていただきます!

これをもとに揃えていただけると、出ているのにもっていない!

という作品がチェックしやすくなっております。

 

本日はストレートに紹介してみました。

たまにはこんなのも、ということで……。

ちなみに、一番作家さんの名前で多いのが「あ」と「た」から始まる方(28)。

作品数で多いのが笹沢佐保先生(53)でした。

佐伯先生は惜しくも次点。記録更新に期待です!

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