約物とは何か

Text : 祥伝社文庫編集部
2009年12月07日

こんにちは。

お歳暮のおかげで美味しいお菓子を食べることができ、

身も心も豊かになりそうなY子です。

さて、突然ですがクイズです!

次の記号の正式名称は何でしょう?

 

1. ( ) 

2. *

3. 〔 〕

4. ・・・

5. ―

6. { }

 

さて、いくつ分かりましたか?

出版用語としては、こうした記号のことを“約物”(やくもの)と呼びます。

約物はたくさんありますが、意外と正式名称を知る機会は

少ないのではないでしょうか。

 

それでは答えです!

 

1. ( ) パーレン

ドイツ語のParentheseの略なんだそうです。

もちろん“丸括弧”でも通じます。

ちなみに【 】は、すみつきパーレンといいます。

 

2. * アステリスク

星印や米印と間違えそうですねえ。

 

3. 〔 〕 キッコウ

亀甲型ということですね。原則的に和文専用の約物のようです。

 

4. ・・・ 三点リーダー

基本的に、 ・・・・・・ のように、二倍で使うのが原則です。

仲間としては二点リーダー→ ‥ もあります。

 

5. ― ダーシ

文中に語句をはさむ時は、 ―― のように二倍で使うことが多いです。

ちなみに、語句をのばす時の ー はオンビキ、

〜 は波ダーシといいます。

 

6. { } ブレース
実はこれは私も知りませんでした・・・・・・

波括弧、中括弧ともいうようです。

 

さあどうでしたか?

地味ですが、意外と奥が深い約物のお話でした!

 

 

★おまけの癒し画像★

茶壺ポスト.JPG

茶どころ・宇治の駅前で見つけた茶壺ポスト。

なかなかの風格です。

しかし、何となく手紙をいれるのは

ためらわれる気がするのはなぜでしょう・・・・・・

ルビとは何か その2

Text : 祥伝社文庫編集部
2009年11月06日

こんにちは。

最近周りの引っ越し話を聞いている内に、

何だか自分も引っ越ししたくなってきたY子です。

 

さて、編集部では目下12月刊行の編集を進めているところですが、

毎回取り合いになる参考書がこちら!

edo.JPG

本文にルビ(ふりがな)をふる法則や方針は、

その本のジャンルなどによって決めるのですが、

基本的に固有名詞の初出(一番最初にその単語が出てくる箇所)には

ルビをふっています。 ※ルビについてはこちらの記事もぜひ!

特に、時代小説の場合、あなどれないのが江戸の町名。

 「箪笥町」 → たんすまち

 「俎橋」 → まないたばし

 「露月町」 → ろうげつちょう

 「狸穴坂」 → まみあなざか

と、はじめから難読のものもありますが、

 「高田馬場」 → たかたのばば

のように、今と読み方が違うものや、

そもそも「△△町」 が、“△△ちょう”なのか、“△△まち”なのか??

という問題もあったりするわけです・・・・・・。

ちなみに、江戸においては武家の屋敷がある地域は

町人地の“ちょう”と区別するために“△△まち”と読まれるという由来があり、

それはそれで興味深いのですが、

しかし、やはりどっちなのか調べないことには分からない!

というわけで、時代小説のルビ指定をする時は、

上記の江戸の地名辞典が欠かせません。

ゆえに、よく定位置のK編集長の机から持ち去られて

行方不明になっていることもしばしば・・・。

 

皆さんも、時代小説を読む時は、ぜひ地名などもあわせて楽しんで下さいね!!

大会(ネーム)

Text : 祥伝社文庫編集部
2009年09月08日

先週土・日と泊りがけの7人制サッカー大会(ソサイチの大会)に出てきました。

お陰さまでこんがり焼けて、「日サロに言ったの?」なんて聞かれる始末。

僕はそんな遊び人ではないです。

しかし大会ってのは面白い。

練習試合とかと違って一発勝負ですし、本気でやりあえるので

なかなかアツい闘いが生まれたりして、いい汗をかいてきました。

そんな大会、実は祥伝社編集部でもたまに開かれています。

その名も「ネーム大会」。

ネーム。これは文庫の裏にある内容紹介のことを指します。

一般には「あらすじ」で通っているやつですね。

ネーム.jpg

これですね。

編集の仕事で一番わかりやすいものではないでしょうか。

コツ?ではないですが、「あらすじ」ではないというところがポイントで、

どうやって読者をうまく引きつけて、

全部を説明しないことで「最後まで読みたい」と思わせられるか、

そこに編集者は頭を悩ませるわけです。

そんなネームにも、締め切りがあります。

それが近づくにつれ、ネームをK編集長に提出しては戦わせることから

「ネーム大会」と呼ばれているようです(勝手な推測)。

帯も同様で、編集がいかにインパクトが強くて引きになるかを考えています。

出版されてしまえばもうそれは変更のきかない一発勝負。

面白い小説を読者の方々に手に取ってもらうために、と毎回本気で

毎回いい汗をかいて、いい闘いが行われています。

と、いうわけで現在は10月刊のネーム大会期間。

10月刊発売予定は10月15日頃なので約一ヶ月前。

結構余裕のないスケジュールのような気もしますが、他の出版社さんはどうなのでしょう?

それはともかく、10月刊の作成は快調に?進んでおりますのでどうぞお楽しみに!

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