ポップとは何か

Text : 祥伝社文庫編集部
2009年08月27日

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出版社の人間がよく使う言葉に「ポップ」がありますが、

ご存知でしょうか。

書店さんで、本の近くにおいてある宣伝物(多くは紙)のことです。

「当店で今売れてます」「書店員も涙した」「話題騒然」

といったことが本のタイトルと一緒に書いてある小さな紙、

といえば「ああ、あれか」とご理解いただけるのではないか、と思います。

ポップ(pop)とは、

「Point Of Purchase  advertising」

の略でして、Purchaseは「購入」 、advertisingは「宣伝物」

ですから、日本語に訳すと「 購買時点の広告」となるようです。

 このポップ、出版社が作ることもありますし、

書店員さんが手書きで作ってくださることもあります。

で、そこから大ヒットにつながることも、あるのです。

小社の場合で言えば「モルヒネ」(安達千夏著)がその代表例でして、

某書店員さんがこの本を読んでくださって、ポップをつくったら、

その書店だけ売れ続け、

それを知った小社がそのポップをお借りして印刷し、

他の書店さんに配ったら、ドンドン売れていったのです。

詳細はこちら。(ネットで検索したら出てきました)

http://adv.yomiuri.co.jp/ojo/02number/200711/11toku1.html

そういうわけで、ポップにも力を入れてつくってます。

※写真は今月の新刊「わたしのすきなもの」(杉浦さやか著)のポップです。

色校とは何か

Text : 祥伝社文庫編集部
2009年08月13日

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本ができるまでの大事な作業に、「校正」というのがあります。

実際の印刷の前に仮刷りを行なって、

原稿とつき合わせて誤植や不備を正しくする作業です。

祥伝社文庫・黄金文庫の場合、黒色1色のみの印刷がほとんどなので、

校正というと大体これを指すのですが、時々、「カラー印刷」の文庫を出版することがあります。

その場合は、きちんと色がでているかどうか、

デザイナーさんやイラストレーターさんのイメージどおりかどうか、

確認する必要があります。

これを色校(色校正)といいます。

通常、色校は最終段階、最後の確認作業として行われます。

 

今月(8月)末に、カラー印刷の文庫が出ます。

イラストレーター・杉浦さやかさんの新作「わたしのすきなもの」です。オールカラーです。

その色校が、先日行われました。

今回はスケジュール的にかなり厳しい状態だったので、

杉浦さんに小社に直接おいでいただき、会議室で色校を見ていただきました。

(杉浦さん、ありがとうございます!)

長時間にわたる、綿密な作業でした。

 

当日、杉浦さんは、なんとケーキをお持ちくださいました。

こちらが作業をお願いしているというのに...。

麻布の有名なケーキ屋さん、「ラ・プレシューズ」のチーズケーキです。

これは後日、編集部員でおいしくいただきました。おいしかったなあ...。

(杉浦さん、ありがとうございました!!)

 

......このケーキ、杉浦さんにお出ししなくてよかったんだろうか...。

杉浦さんにタイトな作業をお願いしてしまった「わたしのすきなもの」

8月31日発売です。

どうぞよろしくお願いします!  

ISBNとは何か

Text : 祥伝社文庫編集部
2009年06月17日

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今、近くに本があったら、
裏側のカバーを見ていただけないでしょうか。
定価の近くに、
ISBNから始まる13桁(あるいは10桁)の数字が印刷されていると思います。
今回は、この数字について、です。

これは「アイエスビーエヌ」と読んでおりまして、
正確にはInternational Standard Book Number、
日本語では「国際標準図書番号」です。
これは、世界共通で書籍を特定するための番号です。

以前は、数字の数は10個(10桁)だったんですが、
2007年以降、13個(13桁)になりました。
といっても、数字の最初に978か、979が増えただけなんですが。

で、978か979の次に来る数字(以前だと最初に来る数字)は、
お手持ちの本ではほとんど、「4」のはずです。
ここは、出版物の言語を示していて、
英語圏だと0か1、フランス語圏だと2、ドイツ語圏だと3で、
日本語は4、なのです。

この次に来る数字は出版社を意味しています。
つまり、出版社ごとに、数字を持っているわけです。
「出版社コード」と呼んでいます。
桁数は、出版社によって異なります。
ちなみに、祥伝社は「396」です。
したがいまして、祥伝社の書籍は、必ず
4−396−
となるわけです。

で、その後に来る数字は、出版社ごとに決めている、出版物の番号、となります。
当然のことながら、ここは出版社ごとにルールがあります。

なお、最後の一桁の数字は、チェックデジットといいまして、
入力した際に誤りがないか確かめるためのものです。
それまでの9桁(あるいは12桁)の数字をある一定の数式にはめ込んで、
出てくる答えがここに来ます。

ちなみに、10桁が13桁になったのは、
英語圏の出版社の数が猛烈に増えて、これまでの10桁だと出版社コードが
パンクしてしまう! というのが理由だそうです。

ところで、
出版社によって決まっている「出版社コード」ですが、
一桁にはどんな出版社が来るのだろう?
と気になりませんか?(私だけ?)
ネットで調べてみました。
こういう結果でした。
納得できるような、不思議なような…。

00 岩波書店
01 旺文社
02 朝日新聞出版
03 偕成社
04 角川書店
05 学習研究社
06 講談社
07 主婦の友社
08 集英社
09 小学館
10 新潮社

※写真は、黄金文庫6月の新刊「パパむすび」のISBNです。

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